1 ![]() 第35回関東ブロック茶の共進会開催地の 埼玉県入間市で、出品茶の調整作業が慎重に行われている。会場は埼玉県農林総会研究センター特産研究所(旧茶業試験場)の再製室で、入間茶研究会(会長西沢昭氏)の役員と出品者が作業し、研究所の職員の指導のもとに進められている。開催地という事で、4月下旬から5月上旬に製造をした多数の出品茶は、前々からの出品茶園管理対策が功を奏し、普通煎茶、深むし煎茶とともに良品が確保されている。 出品予定点数は、深むし煎茶が81点(内埼玉県32点)、普通煎茶荒茶が42点(内埼玉県20点)、仕上茶が73点(内埼玉県51点)となっているが、主産県の静岡県からの普通煎茶部門への出品点数の少ないことが大変さびしいものがある。埼玉県では、テレビのホームドラマでの『狭山茶』のPRで話題となり、今年度の関プロ開催、平成21年の金箇茶品評会開催(予定)と『狭山茶』の追い風ムードが高まり、地域ブランドの『狭山茶』が全国デビューし、名実ともにメジャーブランドとして定着させよう、行政、生産者組織が一体化して取り組んでいる意気込みを強く感じる。 ■
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by kawasaki-blog
| 2007-07-20 07:53
| 茶畑訪問
![]() 京都府南山城村の農事組合法人グリーンティ高尾(道上正組合長)では今が二番茶の最盛期を迎えている。当工場は、平成10年度、国・府の補助を受けて再編整備され発足した工場であり、正組合員12名、生葉売農家5名、受益茶園面積41,5ヘクタールの規模で、平成11年度初茶(一番茶)から操業が開始された。240キロ4-4-4、一系列の設備である。操業開始当初から、地域の特質を生かしたお茶作りを目指し、その家族が一丸となって、茶園の肥培管理や茶工場業務に取り組み、かぶせ茶、露地のお茶ともに市場評価は高いものとなっている。 茶園は山間傾斜の場所が多く、作業性は良好とは言えないが、「宇治茶」生産の使命を果たすべく、適切な管理が施されている。また冬季の寒さも厳しく、生産時期は決して早くはないが(平成初茶開始は5月5日過ぎ)、寒暖の差からくる気候風土により発揚される香味豊かで、濃緑色沢の味わい深いお茶が生産されている。 近年、上級リーフ茶の低迷が続いているが、南山城地域のように付加価値の高い、差別化のお茶の生産がすすめられれば、消費者の満足度は高まり、上級茶の需要復活が早期に実現する事であろう。 グリーンティ高尾の目指す、茶工場ブランドの確立によって緑茶の将来が大いに期待される。 頑張れ茶農家。 ■
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by kawasaki-blog
| 2007-07-11 06:34
| 茶畑訪問
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