3月31日、静岡県中部の早場所、
島田市初倉と
御前崎市白羽地区の茶園の生育状況です。
2月の暖冬で、前年に比べ、3~5日程度、芽の仕度は早まっているものと思われていたが、3月中旬の寒の戻りによって、芽の伸びは足踏み状態となっているようだ。
初倉地区の露地茶園では、早い茶園で、1.5~2葉期、遅い茶園で、萌芽期~0.5葉期となっている。若干芽数は少ないように見えるが、芽揃いは良く順調な状況がうかがわれる。
御前崎地区の被覆茶園は、2葉期前後、露地茶園では、0.5~1葉期となっている。何れの地区も、今回の時点では、ほぼ前年並の進み具合に感じられるが、夜半からの降雨、その後、春らしい温暖な気象予報から推測すると、摘採日は全体的に前年より早まるものと思われる。尚、平成19年には、4月下旬以降急激に温度が上昇し、2~3日で1枚開葉した事もあるので、その事も念頭のおいた一番対策を考えるべきではないだろうか。