1月25日、当社九州支店ユーザー講習会が開催され、約200名の生産者が参加され、盛会の内に意義ある講習会、懇談会が行われ、生産者及び関係者との情報交流、意見交換の場となった。
その後、鹿児島県内の
主産地の茶園を廻り、生産者の意見を聞きながら、茶園の状況を見ることができた。ここ数年毎月のように、鹿児島に出向き、産地情報を得てきているが、本年の園相は、概ね良好なものである。
昨年は、3月中旬の降雪、晩霜、低温の影響があり、収量、品質面で心配されたが、日々の肥培管理が功を奏し、品質面で高い評価を得て、高い価格での取引で終始した。
夏茶は、後半で硬葉化したものは価格の下落はあったが、平均的には前年を上回る結果となった。現在の茶園の状況は、昨年12月中旬以降の低温や、31日の降雪はあったものの、ほとんど被害は出ておらず、心配した芽つぶれ(凍害)もない。また、1月中旬以降春肥の施肥が始まり、一番茶前までに4~5回の分肥が行われる。茶園の化粧ならしも始まっており、いよいよ本年一番茶への生産対応が開始された。
生産者の一番茶への期待はいつにも増して大きく、また、茶園の園相から見て良質な一番茶生産が見込まれる。