皆様、こんにちは。
3月17日、鹿児島県
南薩地区(頴娃、知覧、枕崎地区)の茶園生育状況についてお知らせ致します。
暖冬の影響で当地も早かった昨年並み、平年より5日以上生育が進んでいたが、3月10日の降雪、11日朝の気温低下によって、早生種の「ゆたかみどり」は若干生育が抑えられている。
特に低地や防霜施設の無い茶園では、思った以上に生育遅れが見られるが、地形による冷気流の影響が少なかった茶園やスプリンクラーが設置されている茶園では順調な生育となっている。
また中生種の「やぶきた」は現在萌芽期~0.5葉期であり、今回の寒気による影響は全く無かったようである。
尚、順調な生育となっている「ゆたかみどり」は現在2~2.5葉期を迎えており、4月最上旬の摘採を予定しているが、全般的には4月5日頃よりの生産開始となるようである。茶園そのものは頴娃地区の一部で芽数型茶園が見られるが、最近では芽力のある茶が求められるようになり、葉層を確保した良好な茶園が多くなっている。芽格のある一番茶生産が期待される。