カワサキクラブ

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茶産地を訪ねて

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11月22日撮影 深むし煎茶出品茶園

 今回は、 埼玉県入間市を中心に、狭山茶の産地を訪れた。狭山茶産地は、かつては寒冷地の産地として冬季の厳しい気象条件の中で、研究機関や生産者が苦労されて栽培に取り組んできた。整枝対策、施肥体系、品種の選択等、種々の問題をクリアーし、現在では地域の生産環境に適した生産体系が定着し、狭山茶ブランドを確立している。また、近年は中堅、若手の生産者が、製茶技術の基本を学ぶためと伝統的技術の継承のためにと手揉茶の技術習得に積極的に挑戦し、今では毎年行われている、全国手揉茶品評会で、農林水産大臣賞をはじめ、常に上位にランクされその技術の高さが評価されている。また、全国茶品評会を重点に、関東ブロック、県茶品評会にも若手生産者を中心に、行政機関と一体になって取り組み、技術の研鑽はもとより、名実ともに狭山茶ブランドを強固なものとし、全国へその名を知らしめるための努力をしている姿が頼もしく感じられる。
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by kawasaki-blog | 2007-11-27 22:44 | 講演会

茶産地を訪ねて

 本年の茶生産も終り、各産地での茶況は課題も多く、決して良好なものとばかりとは言えない。無論、各産地間、産地内での茶工場格差は大きく広がり、恵まれた産地、農家も沢山あり、今後の産地体制の在り方、販売戦略の進め方に明るい方向性を見出すことも出来たのではないか。
 「ピンチはチャンス」これからも茶生産を継続していく農家の皆さんは何も落ち込む事はない。生産基盤である茶園整備や荒茶製造能力の改善、地域や各々の個性、特性を生かした差別化に積極的に取り組む事によって、プラスに転じることは明らかである。
 さて、今回、関西の主産地、京都、奈良を訪れました。
 京都は正に宇治茶の本場。ペットボトルでも高級感を重視した、宇治茶を前面に出した商品が話題を呼んでいる。しかし全体の生産量が需要に追いつかず、「宇治茶」の定義を「宇治茶製法」によって生産された周辺の茶としているが、京都府としては、宇治茶増産計画を打ち出し、京丹後地域に新たに茶園を造成し、来年度から収穫し、試験製造に入る予定である。これにより、抜本的な需要給体制を構築して行くものと思われる。
 奈良県では、JAならけん茶流通センターの成本茶業部長にお会いし、色々話を伺った。
奈良県では茶園の殆んどが傾斜地にあり、機械化もある程度は進んだが、茶園の面積増加は望めないとの事である。
 現在の処、茶価も他の主産地と比べると、決して高くなく、被覆による付加価値を高めても産地評価、荒茶価格は上がらず、やむなく生産体制を経営的にとらざるを得ないようである。指導機関や流通センターでは、将来の「大和茶」イメージアップ戦略として、摘採熟度の前倒しをすすめているが、収入面を考えると農家の意識としては、全面的なミル芽生産には無理があるようだ。しかし、ミル芽の「大和茶」を高く評価している茶商も多く見られるようになってきた事から、今後は栽培面での見直しを図りつつ、ミル芽生産へ移行し、「大和茶」再生を生産者と一体となって実践していきたいと考えているとの事でした。
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by kawasaki-blog | 2007-11-07 20:21 | 茶畑訪問



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