カワサキクラブ

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静岡県内、山のお茶産地で二番茶生産最盛期を迎える

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6月27日撮影 春野町 2番茶摘採 

浜松市天竜区春野町は、良質な「やまのお茶」が産出される産地である。
 全国茶品評会、静岡県茶品評会で農林水産大臣賞を獲得し、毎年の品評会でも常に上位入賞し続ける実績もあり、香味豊かな「春野茶」のブランドも定着してきている。
 平成10年度に再編によって誕生した「杉地域茶生産組合」の茶工場でも6月21日より二番茶生産が開始され、現在最盛期となっている。今年は、一番茶後に雨も少なく、生育はやや遅れたものの、芽の伸育は順調となっており、製品も茶商の高い評価を受け、昨年よりも価格は上廻っている。農家にとって、傾斜地茶園で作業性の悪いなか、少しでも価値感の高いお茶作りに取り組み、10アール当り収入を増やす事とともに、消費者に安心、安全、更に風味豊かなお茶を供給していくことを目標に日々精進している茶工場である。
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by kawasaki-blog | 2007-06-29 07:40 | 茶畑訪問

鹿児島県の二番茶生産状況報告

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6月4日撮影 南薩地区茶園風景 後は開聞岳

 6月3日~6日まで、鹿児島県の生産地大隈地区と南薩地区の生産状況をみて廻った。
 今年は、一番茶で下物の生産が少なく、被覆をした上物は積極的な買い気があって、2千円台の取引となっているが、水色等に欠点があったり、やや硬葉化したものは敬遠され、千円前後まで値下がりし、上下の価格差がいつになく拡がっているようである。生産者は、常に市場評価の高いお茶作りを目指し、摘採対策や製造に気を使って取り組んでいる。
 南薩地区では、ゆたかみどりの生育が後半に入っており、今後、やぶきた・おくみどりと進んでいくが、後1週間程度で生産の終了工場が多く、終盤期となっている。生産量は、1番茶が少なかった分だけやや多くなっており、価格は前年に比べてやや安いようである。この地区においても品質格差が大きく、工場間、農家間に価格差、収入差が拡大しているようだ。
 静岡県では、労力や価格差の問題から、被覆を避けてきた感があるが、買い手の使途に合わせ、販売戦略として取り入れてきた被覆茶は今日、市場評価を押し上げ、全国の茶商から引き合いが多くなっている。
 週末から本格化する静岡の二番茶、買い手情報をもとに、有利販売のできるお茶作りを目指そう。
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by kawasaki-blog | 2007-06-08 22:46 | 茶畑訪問

産地茶商から見た今年の一番茶評価と二番茶への期待

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5月31日撮影 掛川市内茶園 2茶摘採直前

 今年の一番茶は、当初暖冬によりかなり生産時期が早まり、良質な製品が確保できるものとの予測が大方であったが、3月上中旬の低温、4月4日~6日にかけての寒の戻り、4月下旬から一番茶生産期間中の低温などにより、生産時期は遅れ、収量も大部分の地域で、前年を下回る結果となった。しかし、総体的には減産、価格安となったが、静岡県内の産地では、かってないような地域差や工場間の差が大きく、今後の茶産地に課題が提起されたとも言える。  
 5月31日、掛川市内の茶商、山啓製茶の斉藤松太郎社長(掛川茶組合理事長)を訪問し、今年の一番茶の評価とこれから始まる二番茶に対する期待をお聞きした。
 今年の一番茶について・・・地元掛川を中心に周辺地域の産地のお茶を仕入れているが、今年ほど地域差を感じた事はない。芽会いはミルいが、鮮度感、節の滋味など内質面で、物足りなさを感じた、相変わらず作り手本位の生産体制で、茶格が伴わない物が見られた、買い手情報をしっかり把握し、価値観のある茶を生産した工場と何とかなるとの甘い考えで生産を進めた工場とでは、価格以上の差が見られ、今後も生産意識が改まらなければ仕入の対象にならないような工場もあり、現状の需要動向、消費環境を真しに受け止める事が重要だ・・・等々各産地、各工場の特徴を生かしたブランド作りを期待したいとの事でした。
 また、二番茶に対しては、大変厳しい茶状が予測されるとの事。
なぜならば、前年在庫はもとより、一番茶で、二番茶の価格帯の茶がかなり多く供給された事、更に被害による付加価値を高めた鹿児島茶が全国各地の消費地で高い評価を得ている事が挙げられる。
 したがって、静岡県では、今までのように多収量にはしったり、蒸し度を進めればとの生産は、必ずしも買い手評価が高まるとは思えない。元々、二番茶は、一番茶の値くずしや小売り300円売りの親茶として仕入れられてきた。近年では、ドリンク原料としての使途も注目されてきたが、二番茶生産量の50%程度が原料用であり、約半分はリーフ茶の貴重な原料として期待されている。今後、上級リーフ茶の復活をかけた戦略を展開し、安定した茶業経営を求めるならば、今年の二番茶生産からは、芽格、茶格を維持し、産地、工場の特色を生かした生産戦術をすすめていく事が、生き残りをかけた戦略茶業界において重要だた指摘される。二番茶での被覆は大変良い事であるが、まずミル芽生産で実施してほしいとの事であった。
 二番茶で、絶対売れない茶とは、・・・摘採遅れで硬葉味のするもの、外観の色の悪いものである。二番茶期間は梅雨期でもある。摘採熟度の見極め、高温多湿条件での製茶対応を万全に行う事が大切である。
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by kawasaki-blog | 2007-06-02 09:57 | 茶畑訪問



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