七月二日、静岡県西部茶産地、
袋井市三川茶研究会(西村哲 会長)の皆さんが、厳しい茶況を踏まえて、今後の茶生産対策と二番茶後の茶園管理について、勉強会を開催した。三川地区は、県内有数の早場所で、地区内に約百二十ヘクタールの茶園がある。茶園管理は、約九十パーセントが乗用型茶園管理機で行われ、県内でも最も早く機械化が取り組まれた地域である。茶工場は十三工場で、自園自製が主体であり、今年度新たに参入した大型茶工場もある。茶工場を持つ専業農家の経営面積は五ヘクタール以上が殆どで、中には十ヘクタール以上の農家もある。茶は、地域の特性を生かし、形状、色沢を重視し、ミル芽摘採をすすめ、静岡茶市場を中心に、森町、袋井市内の茶商に販売され、高付加価値茶として、その評価はすこぶる高い。
若手中心の研究会と、ベテラン農家で構成する振興会が機能し、後継者も確保され将来に大きな期待がもたれる。