6月27日撮影 春野町 2番茶摘採
浜松市天竜区春野町は、良質な「やまのお茶」が産出される産地である。
全国茶品評会、静岡県茶品評会で農林水産大臣賞を獲得し、毎年の品評会でも常に上位入賞し続ける実績もあり、香味豊かな「春野茶」のブランドも定着してきている。
平成10年度に再編によって誕生した「杉地域茶生産組合」の茶工場でも6月21日より二番茶生産が開始され、現在最盛期となっている。今年は、一番茶後に雨も少なく、生育はやや遅れたものの、芽の伸育は順調となっており、製品も茶商の高い評価を受け、昨年よりも価格は上廻っている。農家にとって、傾斜地茶園で作業性の悪いなか、少しでも価値感の高いお茶作りに取り組み、10アール当り収入を増やす事とともに、消費者に安心、安全、更に風味豊かなお茶を供給していくことを目標に日々精進している茶工場である。