4月5日撮影 島田市初倉 やぶきた
初倉地区は県内では早場所である。かつては手摘みが多く行われていたため、かなり早い時期の生産であり茶商からも評価が高く、県内産の走り新茶の主力仕入れがされていた。現在は殆んどハサミ摘みとなっている。
生育状況は、大井川右岸の温暖な立地条件が生かされ、気象災害も少なく順調である。
芽伸びは昨年に比べ同じかやや早い状態である。「やぶきた」は1,5~2葉期を迎えており、4月15日頃から摘採が開始されるものと思われる。
今日、サスキ大塚製茶ではサエミドリの手摘みが行われており、800kg程度の生産量が予定されている。
尚、今朝の相当冷え込み晩霜が一部あったが、被害は殆んど見られず一安心といった処です。今後は気温が上昇してくれるとの予想であるので、早目の製造対策や防除に配慮されたい。
来週末より県内でも本格的な新茶シーズンの到来となり、好況な茶況が期待される。