2月22日、静岡県の中西部の産地、磐田原地域では、一番茶前の化粧ならし作業が始まっている。当地では県内では有数の早場所で、平年で4月10日過ぎから1番茶生産が始まる。昨年の凍霜害もほとんど影響を受けず、他地域に比べて、格段に良い成績であった。現在の園相は、前年8月から9月の干ばつや、冬期の寒干害によって、管理が行き届いていない茶園では、樹勢の落ち込みが見られるが、全体的にはまずまずの状況である。また、一番茶の茶園管理として、クワシロカイガラ防除のプルート散布や春肥の施肥作業も行われておりいよいよ一番茶へのカウントダウンが始まった。